天明5年の創業というから、かれこれ230年くらいになる児島では老舗の酒蔵と味噌蔵です。その昔は由加山蓮台寺の参道口にあたり、金毘羅参りとの両参りが栄えた古い時代からの佇まいを今に残しています。
十八盛酒造は現在８代目石合社長。若くアイディアに富んだ社長は今年、特別純米「ことのわ」をベースにゆず果汁とオリゴ糖を加え、酸味と甘みがほどよくマッチした、口当たりのよい「ことのわ　ゆず」を作りました。夏に是非お試しいただきたいリキュールです。「国産ジーンズ発祥の地　児島」を意識してデニムラベルを使用。心憎い演出です。女性にもやさしいお酒。ワイングラスを添えて贈答用のセットも作ってしまいました。熱い夏、ちょっとおしゃれにグラスで一杯召し上がれ・・・。

それから、私の大好きな塩屋のお味噌も紹介します。伝統の味を引き継ぎ、麹を多めにしたまろやかな風味とコクで、塩屋さん特有の香りと味は「本当においしい！」の一言です。白みそ・中みそ・麦みそ・粒みそ、‘暑い夏には熱いお味噌汁‘で、夏バテも一気に解消、心と体を幸せにしてくれます。

「十八盛」という社名の由来は「娘十八番茶も出花」という言葉から。「乙女の如く純粋無垢で優しい甘さ」が、お酒にもお味噌にも初代から脈々と受け継がれています。